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人々の生活を支え続けてきた豊かな出水

永井清水

 JR金倉寺駅から西へ進むと、道の右側に永井清水(ながいのしみず)があります。住宅街の一角に石垣で整えられた堀があり、北に向かって流れています。この出水は百数十坪あるといわれ、下流一帯の多くの田に水を送っています。近くには稲木北遺跡があり、古代の郡庁を思わせる大規模な建物跡なども見つかりました。
 江戸時代は、丸亀京極藩の藩主が休憩するために永榎亭(えいかてい)と名づけられた「お茶屋」と呼ばれる休憩所があり、ところてんの名所であったともいわれています。
 文化から天保にかけては丸亀城下に新たな湊(みなと)が整えられたことで、土佐の藩主も丸亀から参勤交代の船を出すようになりました。そこで、伊予街道を東進し鳥坂峠を越えた大名行列は永井清水に立ち寄り、藩主山内公は永榎亭で一休みし、藩士の人たちは周辺に4ヶ所ある湧き水で体を癒やしたといわれています。
榎(えのき)の大木があったことから「えのきの出水」、「ゆきの出水」とも呼ばれ、多くの人々に親しまれてきました。


美しい湧水の中を悠々と錦鯉が泳ぎます。


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