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我拝師山

五岳の最高峰は弘法大師空海最初の修行の地

我拝師山

 五岳山の最高峰で標高481m。古くは倭斯濃山(わしのやま)と呼ばれていました。花こう岩の上に凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)を挟んで讃岐岩質安山岩がのる、香川県でよく見られる孤立丘(ビュート)です。讃岐岩質安山岩の硬岩層300~400mにかけて険しい崖を形成し、特に南側の崖は捨身ヶ嶽(しゃしんがだけ)と呼ばれ、幼い日の弘法大師空海が修行をした地として知られています。
 伝説によれば、真魚(まお)と呼ばれていた7歳の空海は、我拝師山に登り「私は将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる。」と、断崖絶壁から身を投じました。すると、釈迦如来と天女が舞い降り抱きとめたと伝わります。この時、空海がお釈迦様を拝んだことから、我拝師山と呼ばれるようになりました。
 この山の麓には出釋迦寺(しゅっしゃかじ)があり、山頂近くに奥の院禅定(ぜんじょう)があります。山頂には、宇宙の真理を表し諸願成就の「大日如来」がまつられています。