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菊塚古墳

古墳時代後期最新鋭の金銅製馬具が発見された古墳

菊塚古墳

菊塚古墳は市街地の西部、大池の北側にある6世紀中頃(古墳時代後期)の前方後円墳です。王墓山古墳から直線で約400mの距離にあります。市教育委員会の調査によって周溝と横穴式石室が発見され、石室内部からは王墓山古墳と同様の石屋形(いしやかた)が見つかりました。石屋形とは、石室内をさらに部屋で囲うもので、肥後地方(熊本県)などに見られる古墳の特徴といわれています。
 副葬品としては、刀ややじりなどの武器、大量の玉類、須恵器や土師器(はじき)などが見つかりました。特に器台付装飾壺には、雄と雌の鹿の像が乗っており、今にも動き出しそうなほど写実的に作られています。さらに、王墓山古墳と同様に豪華な金銅製馬具も発見されました。
 菊塚古墳の築造年代は王墓山古墳の次世代の頃で、丸亀平野一帯を治めていた、身分の高い人の墓と考えられます。後円部墳頂には、菊主神社がまつられています。