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ここにしかない讃岐うどん体験 善通寺市的うどんのススメ ここにしかない讃岐うどん体験 善通寺市的うどんのススメ

5 things to do in Zentsuji city

香川県を代表する郷土食「讃岐うどん」。その始まりは一説には弘法大師空海に由来するのではないかとも言われ、御誕生地の善通寺市でも多くのうどん屋が営業しています。

善通寺市のうどんは、伝統的な“かけ・ぶっかけ・釜あげ”から、激動の歴史の中で生まれたご当地うどん、革新的なニューウェーブうどんまで、バラエティ豊かです。そんな中でも、地元民が“ここを押さえておけば間違いない!”と自信を持っておすすめできる、うどんの名店6選をお届けします。

善通寺市を代表する
讃岐うどん御三家

瀬戸内のイリコが香り立つ“かけ”の名店
昔ながらの製法を守り抜く『宮川製麺所』

創業から60年以上、多くの方に愛される昔ながらの製麺所。店内にはイリコ出汁の香りが漂い、食欲をそそります。麺の湯掻きや出汁を注ぐ工程など、全てセルフ。「出汁を注いでまず一口、しょうがを入れてひと混ぜ、ゴマをかけて、唐辛子をかけて、天ぷらを浸けて。うちのうどんは5ステップで楽しめる。ちょっとずつ味の変化を楽しみながら好みのバランスを探して、“マイうどん”を見つけてほしい。」とお店のお母さんは語ります。出汁の香りを楽しむ「かけ」と、うどんの食感を楽しむ「ぶっかけ」、両方を食べ比べてみるのもおすすめです。

看板メニュー「かけうどん」

出汁には長年の経験を持って目利きした瀬戸内海産のイリコを使用。えぐみや臭みを一切感じさせないクリアな味わいと華やかな香りが特徴です。器に入れるイリコの量はお好みで。かき混ぜずにそっとお玉を底まで沈め鍋のふちに沿わせてイリコごと掬い上げるのが美味しく出汁を注ぐコツです。

美味しく楽しむコツを教えてくれたのは、御年“840ヵ月”と茶目っ気たっぷりのお母さん。「別に特別こだわっとらん。普通のことを続けとるだけよ。」と話しますが、昔ながらの足踏み製法で作る麺や、先代から受け継いだという丁寧な出汁づくりから、真摯に、大切に、味わいを守り抜いてきたことがうかがえます。海外からのお客様には自ら英語で接客するなど、どんな方でも温かく迎えるおもてなしの心も魅力です。

店名
宮川製麺所
住所
香川県善通寺市中村町1-1-20
電話番号
0877-62-1229
営業時間
8:00~18:00(玉切れ次第終了)
定休日
日曜
座席数
20席
駐車場
あり

『宮川製麺所』の詳細はこちらから

“ぶっかけうどん”の元祖『山下うどん』の
圧倒的なコシの強さを誇る正統派讃岐うどん

昭和56年創業、ぶっかけうどんの元祖として全国に名を馳せる『山下うどん』。
弾むようなコシを持つ正統派讃岐うどんが楽しめます。看板メニューの「ぶっかけうどん」は、まかないうどんを食べる際につけ出汁を麺につけず、うどんにそのままぶっかけたことから生まれたメニューなのだとか。
「ぶっかけうどん」の他、麺通に人気の隠れた名品は「かけうどん」に「おあげ」のトッピング。ご近所にある『堀口豆腐店』の分厚い油揚げを甘辛く味付けたジューシーなおあげと、しなやかな麺とのマリアージュに魅了される方が多いのだとか。

看板メニュー「ぶっかけうどん」

茹でてもなおしっかりと角が残る力強い弾力と、つるつるとしたなめらかな喉越し。この一杯でしか体験できない味わいと食感のトリコになる方が多く、県内外にたくさんのリピーターを抱えます。レモンや薬味の香りも合わさり食べだしたら止まらない、香川県を代表する一杯です。

讃岐うどんらしさを感じるしなやかでコシのある麺は、昔ながらの足踏み製法で生まれます。うどんは全て店内で手切りしており、手仕事特有の太さや長さの若干のばらつきが出汁を絶妙な加減で絡ませてくれると、うどん通から評判です。サイドメニューも豊富に揃えており、かきあげや天ぷら、おでんなど、うどんとの組み合わせをお好みで楽しめます。

店名
山下うどん
住所
香川県善通寺市与北町284-1
電話番号
0877-62-6882
営業時間
9:30~16:00
定休日
火曜(祝日の場合は翌日)
座席数
68席
駐車場
あり

『山下うどん』の詳細はこちらから

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善通寺市に訪れたなら並んででも食べたい
“釜あげうどん”の人気店『長田in香の香』

程よいコシを感じるふわふわの麺に、濃厚な出汁が絡む「釜あげうどん」を求めて、全国から多くの方が訪れる人気店。
うどんを湯掻く際にタイマーを使わず、長年の感覚を頼りに状態をチェックして釜からあげるのが『香の香』流。一番美味しいタイミングでの提供へのこだわりが光ります。香り高く、甘みとコクを感じるつけ出汁は、徳利に入れて湯煎。味の角が取れて、まろやかさが増す秘訣なのだそう。細部にまでこだわりとプライドが宿るうどんは、お土産として持ち帰りもできるので、ご自宅でも名店の味を楽しめます。

看板メニュー「釜あげうどん」

外はトロッと、内にはコシを感じる絶妙な茹で加減の麺に、甘辛いつけ出汁がよく絡む「釜あげうどん」。伊吹イリコ・鰹・昆布のハーモニーを楽しめるつけ出汁は、徳利の栓を抜いた瞬間に堪らない香りが立ち込めます。最後は蕎麦湯のようにゆで汁で割って飲むのが通な楽しみ方なのだとか。

『香の香』は、連休には店の周囲に長蛇の列ができる人気店。厨房では大きな釜にはられたたっぷりのお湯の中で、絶え間なくうどんが踊ります。「長年使い込んだ道具が“お馴染みの味”を作ってくれるんです。」と女将。人と道具を大切にする思いやりが、優しいうどんを作ります。美味しさだけでなく、きびきびとした気持ちの良い接客もファンを惹きつけてやまないポイントです。

店名
長田in香の香
住所
香川県善通寺市金蔵寺町1180
電話番号
0877-63-5921
営業時間
9:00~15:00
定休日
水・木曜(祝日の場合は営業)
座席数
120席
駐車場
あり

『長田in香の香』の詳細はこちらから

ご当地うどん

ニューウェーブうどん

乃木希典将軍考案のご当地うどん
鶏肉と餅がのった“乃木うどん”

老舗菓子店『山地製菓』が営むうどん店。香川県には法要の際にうどんを振る舞う慣習があり、弔慶用饅頭と共にうどん玉の販売を行っていたところ美味しいと評判に。地元の方の要望に応えて昭和55年にうどん店を始めました。
うどんは少し細めのしなやかな麺が特徴。スタンダードなうどんの他、「土鍋カレーうどん」や「乃木うどん」など、個性が光るラインナップも魅力です。特産品の「讃岐もち麦ダイシモチ」を使用し、乃木うどんの出汁で炊いた「炊き込み乃木ごはん」など、ここでしか出会えないサイドメニューもおすすめです。

看板メニュー「乃木うどん」

鶏肉と餅がのったボリューミーなご当地うどん「乃木うどん」。明治時代に善通寺市に拠点を置いた、旧陸軍第11師団の初代団長・乃木希典将軍が考案したと言われています。『釜福うどん』の「乃木うどん」は、地鶏の旨味を感じる鶏うま塩出汁のうどんに、柔らかな鶏肉とお店自慢の自家製餅がのった正統派でありながらオリジナリティ溢れる一杯。

『山地製菓』が営むうどん屋のため、あん入り餅やダイシモチ入り餅、エビ餅などのお餅をトッピングすることができ、種類がとにかく豊富。柔らかいお餅5種類と、お餅をプレス機で焼きあげたMoffle(もっふる)7種類の、計12種類のお餅からお好みのものを。柔らかいお餅は杵つきでのびがよく、もっふるはカリッとしたお餅が出汁を吸ってトロトロになる、食感の変化を楽しめます。

店名
釜福うどん
住所
香川県善通寺市金蔵寺町661-14
電話番号
0877-62-4337
営業時間
11:00~14:00
定休日
水曜(祝日の場合も定休)
座席数
37席
駐車場
あり

『釜福うどん』の詳細はこちらから

本格スパイスカレーと讃岐うどんの融合
存在感を放つうどん界のニューウェーブ

令和元年創業、カフェのような洗練されたおしゃれさを感じる『川川うどん』。川田兄弟が二人三脚で営むニューウェーブのうどん店です。
うどん打ちはお兄さんが担当。光を受けてキラキラと輝く、みずみずしくたおやかな細麺が特徴。創作メニューは弟さんが担当。スパイスカレー店や中華料理店での経験を活かし、型にはまらないユニークなメニューを生み出しています。
“周りにうどん店はたくさんあるけれど、他では食べられない、ここだけのうどんを作りたい”との想いから、革新的なうどんを提供しており、讃岐うどんの新たな可能性を感じさせてくれるお店です。

看板メニュー「キーマカレーうどん」

華やかなスパイスの香りと挽き肉の旨味を持つキーマカレーと、みずみずしく口当たりの良い繊細な細麺が織りなす、バランスが秀逸な“新感覚カレーうどん”。うどん担当のお兄さんとカレー担当の弟さんのお互いを信頼しリスペクトする気持ちが生み出した革新の一杯です。

のどかな田園風景の中に佇む『川川うどん』。ふらりと誰もが気軽に立ち寄れて、じっくりと美味しいうどんと向き合える居心地の良い空間も魅力の一つです。季節によってラインナップが変わるユニークなシーズンメニューも何度も足を運びたくなる理由。味の良さだけでなく見た目の美しさにもこだわった洗練されたここだけの一杯をぜひご堪能下さい。

店名
川川うどん
住所
香川県善通寺市金蔵寺町442
電話番号
0877-55-7247
営業時間
11:00~LO14:00(玉切れ次第終了)
定休日
火・水曜、その他臨時休業あり
座席数
23席
駐車場
あり

『川川うどん』の詳細はこちらから

うどんはエンターテインメント!
本格讃岐うどん打ち体験

できたての郷土の味をご自宅でも
讃岐うどんの作り方を楽しく学ぼう!

創業は昭和41年。香川初のセルフうどん店『饂飩の四國』から始まり、瀬戸大橋の開通と共に誕生した『善通寺・四國館』。
釜からあげた瞬間に美味しさのピークを迎えると言う名物の「釜あげうどん」は、固形燃料で一食ずつ温めた釜で湯搔きながら最も美味しい状態で提供。“できたての味”を堪能することができます。
また、こちらで見過ごせないのが「讃岐饂飩學校」。本場讃岐でぜひ楽しんでいただきたい、うどん打ち体験のアクティビティです。昔から親しまれてきた伝統の製法を身につけて、自分だけの讃岐うどんを手打ちしてみませんか。

看板メニュー「讃岐饂飩學校」

(1名:2,200円) ※最小2名、前日までの要予約

香川県の家庭で作られ親しまれてきた、伝統的なうどん作りをしっかりと学べる饂飩学校。昔ながらの足踏み製法で、讃岐うどんらしいコシのある麺を打つことができるようになります。香川らしさ満点の思い出と伝統技術を、ぜひお土産にいかがでしょうか。

香川県以外ではなかなか体験することができない“うどん打ち”。分かりやすく楽しいトークでコツをしっかりと教えてくれるので、帰宅後にもご自宅で本格的な讃岐うどんを打つことができるようになります。講座終了後に卒業証書と麺棒を授与してくれる卒業式も、大人であってもワクワクする、楽しい経験になることまちがいなしです。

店名
善通寺・四國館
住所
香川県善通寺市与北町1002
電話番号
0877-63-4591
営業時間
10:00~17:00
定休日
年末年始
座席数
1階100席、2階300席
駐車場
あり

『善通寺・四國館』の詳細はこちらから

善通寺市を楽しむ
5つのポイント

5 things to do in Zentsuji city