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旅する蝶・アサギマダラが舞う里、善通寺市吉原町

海を渡り旅をする蝶・アサギマダラ。
体長約10cm、淡く透明感のある浅葱色の羽が美しい蝶です。フジバカマやヒヨドリバナといった花を好み、春には南から北へ、秋には北から南へと、時には国境を越えて旅します。
近年では大人気アニメ「鬼滅の刃」にも登場したことで、特に注目を集めています。

そんなアサギマダラが善通寺市にも飛来することをご存じでしょうか?
「吉原アサギマダラを迎える会」が中心となり、毎年フジバカマの植栽を続けていることで例年10月頃に多くのアサギマダラが羽を休めに善通寺市を訪れます。


善通寺市でのアサギマダラを迎える活動は、2015年、たった5本のフジバカマから始まりました。
友人からフジバカマ5株を譲り受けた「吉原アサギマダラを迎える会」山下会長が“せっかくなら善通寺市にもアサギマダラを呼んでみたい”と考えたことがきっかけで、株を徐々に増やしながら大切に育てていくと、次の年にはさっそくアサギマダラがやってきたのだそう。
2018年には地元の民生委員を中心に「吉原アサギマダラを迎える会」が発足。
フジバカマの植栽活動は吉原地区を中心に徐々に広がり、個人宅のみならず小学校や『善通寺五岳の里市民集いの丘公園』まで輪が広がりました。


例年アサギマダラは10月初頭に飛来し、約1ヵ月ほどの間見ることができます。
吉原町にある『吉原アサギマダラの里』のフジバカマ畑では、飛来シーズンには看板や臨時駐車が設置されるのでどなたでも気軽にアサギマダラを観察することができます。
多い時には100頭以上のアサギマダラが花から花へと飛び交う幻想的な風景が広がります。

白やピンクに色づく可憐なフジバカマの花畑を、ひらりひらりと優雅に舞うアサギマダラの姿に、ぜひ癒されにお越しください。