月照・信海生家&像
西郷隆盛を支えた「善通寺人」
善通寺市吉原町で生まれた月照は、牛額寺(善通寺市碑殿町)に弟子入りし、20歳で「清水の舞台」で有名な京都府の清水寺成就院の住職となりました。
後に弟の信海に同住職を譲り、勤王運動を入りました。西郷隆盛とはその際に出会ったとされ、西郷が月照を尊敬していたと言われております。
しかし、幕府軍に追われることとなった両者は最後の古里、薩摩(鹿児島県)まで逃げますが、その途中の錦江湾にて入水してしまいました。
西郷の命は助かったものの、月照は帰らぬ人となります。
その後、月照の後を追い勤王運動をしていた信海も幕府にとらわれ、獄死しました。
現在、碑殿町には速見史郎氏が手掛けた2人の石像が建てられているほか、吉原町下所には、2人の生誕地を示す石像が建てられています。
2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」では、尾上菊之助さんが月照を演じており、2人の生涯にスポットがあてられています。


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